Update 99/6/20

エミュ通特別記事

Bleem、ソニーを再び返り討ち!

 

The Register 99/4/29の記事 翻訳 by ひとで

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 Bleem社が、ソニーによるBleem!出荷停止の申請を再び退けたらしい。同社は、社名と同名のWindows用プレイステーションエミュレータBleem!を開発している。

 Bleem社によると、ソニーは先週の金曜日にBleem!の一時出荷停止を求める二度目の申請を行った。先月行われた一度目の申請は棄却されている。そして今回の二度目の申請は、昨日、アメリカ地方裁判所のCharles Legge判事により再び退けられることになった。

 この判決を受けBleem社では、これで本格的にBleem!を出荷する見通しが立ったとコメントした。

 だが、事態はそう単純ではない。この判決よりわずか9日前、Legge判事はConnectix社に対して一時的に出荷を停止する判決を下しているからだ。ConnectixはMac用のプレイステーションエミュレータ、Virtual Game Station(VGS)を開発している会社であり、Bleem社の同業者である。

 ソニーの主張では、ConnectixはVGSの開発過程でソニーの知的所有権を侵害しており、またエミュレータは海賊版ソフトウエアを助長するものだという。Connectix社ではこれをすべて否認している。ソニーはBleem社も同罪として訴えているのだ。

 Bleemの二度目の勝利はConnectixに勇気を与えるはずだ。Connectixでは先のLegge判事の判決を不服として控訴の準備を進めている。Legge判事の判決は曖昧で、どういった違いがあってBleemとConnectixに対し別々の判決が下されたのか−Bleemの方が上手にエミュレータの製造原理を説明できたからなのか、それとも判事が技術的な問題を全く理解できなかっただけなのか−がまったくわからないと言いたいのだ。

 確かに、昨日の判決を見れば、Connectixに対する判決は不公平に感じられる。


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