昨日、MacWorld Expoで大きな発表が行われた。ソニーのプレイステーションとアップル社のMacintoshに関わることだ。
Connectix社は、これまでにRamDoubler,
SpeedDoubler, Virtual PCなどの製品を発売している。そして今回、同社はVirtual GameStationを発表した。Virtual
GameStationは、最新マック上でプレイステーション用のゲームを動作させるエミュレーションソフトウエアである。
このソフトウエアは、iMacとG3 Power Macintosh上で動作するように設計されており、巨大なプレイステーションソフトウエア財産をMacユーザに解放し、Macをゲームマシンに変えてしまう。
だが今現在は、Virtual GameStationは500を越えるプレイステーションのゲームタイトルのうち80ゲームをサポートするにすぎない。Connectixのウエブサイト上で、対応ゲームリストをみることができる。対応ゲームには、ブシドーブレード、クラッシュバンディクーシリーズ、メタルギアソリッド、ファイナルファンタジーZが含まれている。
Virtual GameStationはキーボード、マウス、USBそしてADB(Apple Desktop Bus)対応のゲームパッドやジョイスティックをサポートしている。G3以前のMacや、G3アップグレードカードを搭載したMacでは動作しない。
アップル社の暫定CEO(最高経営責任者)であるSteve Jobs氏が行った朝の基調演説の中で、Virtual GameStationは紹介された。Jobs氏の演説後、大勢のMacファンがConnectix社のブースを訪れ、49ドルでソフトを購入した。Virtual
GameStationは、ソニーからライセンスも承認も受けていない。Connectixの公式コメントでは、たとえソニーが法的に抗議をしたところで、エミュレータにはソニーのライセンスは必要ないのだという。さらに、このエミュレータはプレイステーションのユーザ層を広げ、今以上にソフトの売り上げを伸ばし、ソニーに貢献するとのことだ。
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